SuemeSublog

Don't Feed Wild Animals !

フクロウが泳ぐ? 珍しい映像

フクロウが泳ぐ? 珍しい映像
http://www.epochtimes.jp/2017/06/27781.html
https://youtu.be/LQNHJTleMZg
f:id:sueme:20170629115823j:plain

ミシガン州立大学鳥類専門家のマシュー・ズワーニックさんによると、フクロウは泳げるかもしれないが、羽が濡れると重くなるし、鋭い爪は水かきの作用を果たすこともない。泳ぐフクロウというのは、極めて珍しいと指摘しています。

うーん、やっぱ水鳥とは違うね。羽をひろげてやっと浮いてるって感じ。単純に落っこちて飛べなくて必死で進んでるんじゃないかな。

イヌワシが子ジカ襲う

イヌワシが子ジカ襲う 伊吹山で愛好家撮影
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2017062302000069.html
http://www.sankei.com/west/news/170616/wst1706160017-n1.html

f:id:sueme:20170623142529j:plain

滋賀県米原市伊吹山で、イヌワシが子ジカを捕らえて飛ぶ姿を愛好家がカメラに収めた。写真を確認した専門家によると、イヌワシは野ウサギなど小動物を捕獲するケースが多く、子ジカを捕まえた姿が見られるのは珍しいという。

これは素晴らしい写真だなあ。飛翔しているワシタカ類を見分けるとき、翼の先の分離羽が何枚か数えるんだけど、イヌワシは6枚または7枚だそうだ。この写真だと、左の翼指が6枚、とてもきれいに写っている。
え、注目するとこはそこじゃない? そこじゃないですよね。
僕もまさか子鹿を狙うとはびっくりなんですが、昔は家畜の子どもを狙うということで嫌われてたみたいですよ。
みなさんはイヌワシと子鹿だったら子鹿の味方だと思うんですが、どっちが希少種かっていったらイヌワシだからなあ。複雑。

山階鳥類研が天龍村でブッポウソウ調査

山階鳥類研が天龍村ブッポウソウ調査
http://minamishinshu.jp/news/local/%E5%B1%B1%E9%9A%8E%E9%B3%A5%E9%A1%9E%E7%A0%94%E3%81%8C%E5%A4%A9%E9%BE%8D%E6%9D%91%E3%81%A7%E3%83%96%E3%83%83%E3%83%9D%E3%82%A6%E3%82%BD%E3%82%A6%E8%AA%BF%E6%9F%BB.html
http://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20170617/KT170616SJI090011000.php
f:id:sueme:20170617090027j:plain

千葉県の山階(やましな)鳥類研究所(千葉県)研究員の◯◯さんが15、16の両日、県天然記念物の渡り鳥「ブッポウソウ」の越冬地を探る目的で、昨年2羽に取り付けた衛星利用測位システム(GPS)を回収しようと天龍村に訪れた。16日午前中に捕獲した1羽にはGPSが付いていなかったものの、現場に招待された地元の子供たちは、美しい青色の羽を間近で見て喜んだ。

うひょー、興味津々な子どもたち、私も子どもの頃に戻りたいです。
バンディングなどの捕獲調査には、鳥に危険を与える方法で成果も少ない、という批判もあります。愛護家の過激な人に言わせると、「調査という名の虐待」だそうです。しかし、こうした山科の調査でブッポウソウの越冬地が初めて判明したのも事実であり、間違いなく学術的な成果はあるのです。その陰にどれだけの鳥の犠牲があるのか、もちろんゼロではないでしょうけれど、すべてを虐待といい切ってしまうのもどうかと私は思いますよ。
それと、子どもたちですけれど、私は良い体験だと思いますよ。私はよくある「動物とのふれあい体験」とか「飼育で命の大切さを教える」なんてのは人間の大きな勘違いだと思うんですね。むしろ、人間は希少種ブッポウソウを守ろうとして、その生態を知るためにやっているんだけれども、この捕らえられたブッポウソウは、明らかに人間を敵だと思っている、人間に殺されると思っている、そういう人間と野生動物との超えられない壁みたいなものを実感することの方が、なんか大事なことのような気がしてならないんですよね。

鳥取砂丘に希少チョウ「キマダラルリツバメ」

鳥取砂丘に希少チョウ「キマダラルリツバメ」
http://www.yomiuri.co.jp/eco/20170616-OYT1T50053.html
f:id:sueme:20170617084739j:plain

鳥取市鳥取砂丘で、環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されているシジミチョウ科の「キマダラルリツバメ」1匹が確認された。

おおー!
キマダラルリツバメ!
黄色のマダラで瑠璃色も入っているツバメ!
そんなカラフルなツバメ聞いたこと無いぞ!
いったいどんなツバメだ!

と思って開けたら、シジミでした。
つっても貝じゃないよ、蝶だよ。

んー、鳥の字が見えたので、すっかり間違えてしまった。
しかしツバメだとかシジミだとか、チョウは紛らわしい名前が多いなあ。
まあ鳥ヲタになる前は蝶ヲタだったんですが……。

ウミガメの卵発見のAKB48総選挙会場、コアジサシの繁殖も確認 当日は警備員配置

ウミガメの卵発見のAKB48総選挙会場、コアジサシの繁殖も確認 当日は警備員配置
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/102059
f:id:sueme:20170614120225j:plain

ウミガメが産卵した沖縄県豊見城市豊崎の美らSUNビーチは、コアジサシの繁殖地にもなっている。13日、卵からかえったコアジサシのひな2羽と卵7個が確認され、その上を親鳥が警戒するように飛んでいた。指定管理者のTSP管理共同企業体によると、大勢の来場者が予想される17日のAKB48のイベントでは警備員を配置し、人が近寄れないよう対策を取る。

三つぐらい前の記事で、コアジサシについて「巣に関してはほとんど地面に直接産卵って感じなので、人が入りやすい場所だと、ヒナを連れ去ったり、卵を持ち帰って目玉焼きにして食べる爺さんとかが現れたりして大変なんだよな。コロニーはぜひ立入禁止にして保護してほしいものです。」と書いたばかりですが、そのとたんに、ほら言わんこっちゃないって感じのニュースが入りました。
どうですか、このヒナのかわいいこと。近くに大量に人が押し寄せたら、営巣を放棄しかねません。警備員まで配置して、しっかりと保護してくれるようですから、ほんとありがたい話です。

瓢湖に珍客、見つけた クロハラアジサシ 新潟の専門学生撮影

瓢湖に珍客、見つけた クロハラアジサシ 新潟の専門学生撮影
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20170613329478.html
f:id:sueme:20170614115348j:plain

中国東北部やヨーロッパ南部などに分布し、国内では目撃されることが少ないとされる旅鳥「クロハラアジサシ」が阿賀野市の瓢湖で見つかった。新潟市中央区の専門学校生、◯◯さん(18)が写真に収め、新潟日報社に提供した。

クロハラアジサシとは珍しいですね。前出のコアジサシと比べると、あまりダイブしないので、写真の被写体としてというよりは、珍鳥狙いという側面が強くなります。瓢湖は人馴れしたガンカモ類が多いので、よく見つけましたね。あらかじめ飛来しているという情報なしで、その場でひと目でクロハラアジサシだとわかったのだとしたら、たいしたものですね。お若いのでおそらくそうだと思うんですが、珍しい鳥らしいと人に聞いてわらわらとやってくる鳥亀爺とは一線を画す期待の若者であってほしいと思います。

夏の渡り鳥「サンコウチョウ」飛来 徳島市飯谷町

夏の渡り鳥「サンコウチョウ」飛来 徳島市飯谷町
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/06/2017_14971433121769.html
f:id:sueme:20170614114548j:plain

夏の渡り鳥で徳島県内では見掛けることの少ないサンコウチョウが、徳島市飯谷町の山林で◯◯さんによって撮影された。

いいですねえ。僕は石川県の林の中で一瞬見たことがあるだけです。しかも、今となってはあれが本当にサンコウチョウだったかどうかさえ怪しい。

◯◯さんは鳥の撮影が趣味で、数年前に知人からサンコウチョウ徳島市内に飛来することを聞き、毎年シャッターチャンスを狙っていた。写真に収めることができたのは今回が初めてで「目当ての鳥が撮影できてうれしい」と話していた。

おめでとうございます。コレクションが増えましたね。鳥亀爺への道、まっしぐらですね。

サンコウチョウはスズメ目カササギヒタキ科の鳥で雄は48センチ、雌は18センチほど。雄は目の周りに青い輪があり、長くて優美な尻尾を持つ。名前(三光鳥)の由来になった「ツキヒホシ(月日星)ホイホイホイ」と聞こえる独特の鳴き声から、所在が分かるという。

だいたいサンコウチョウの新聞記事は、このように取ってつけたように名前の由来について記述するのがお決まりです。この記事も典型的ですね。
サンコウチョウ の検索結果 - SuemeSublog

絶滅危惧種の渡り鳥「コアジサシ」 藍住に飛来

絶滅危惧種の渡り鳥「コアジサシ」 藍住に飛来
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/06/2017_14973152508631.html
f:id:sueme:20170614111111j:plain

環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているコアジサシ藍住町吉野川に飛来した。写真愛好家の◯◯さんが4日に気付き、連日カメラを構えている。◯◯さんは「川に飛び込んだときの水しぶきの美しさが魅力。いい一コマを捉えたい」と話し、シャッターチャンスを狙っている。

この記事については、「野鳥愛好家」ではなく、「写真愛好家」と表現しているところに好感を持ちました。よく、カワセミが飛び込む写真ばかり撮ってる人たちがいますが、あれと同じような感覚でしょうか。被写体としてのコアジサシに取り憑かれてしまったのですね。
盛んに魚を獲っているということは、近くに営巣してコロニーを形成していると思われますが、どうなんでしょう。
ちなみに、コアジサシのヒナは、あらゆる野鳥のヒナの中でも僕はナンバーワンではないかと思ってるぐらい超絶カワイイです。
コアジサシ の検索結果 - SuemeSublog
でも、巣に関してはほとんど地面に直接産卵って感じなので、人が入りやすい場所だと、ヒナを連れ去ったり、卵を持ち帰って目玉焼きにして食べる爺さんとかが現れたりして大変なんだよな。コロニーはぜひ立入禁止にして保護してほしいものです。

珍客シマアオジ撮れた

珍客シマアオジ撮れた 三重県
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170602/CK2017060202000037.html
f:id:sueme:20170608140918j:plain

環境省レッドリスト絶滅危惧種に指定されているホオジロ科のシマアオジ御浜町内で見つかり、「日本野鳥の会・三重」会員◯◯さんが撮影に成功した。国内では北海道で見られる渡り鳥だが、本州で観測されるのは珍しいという。

シマアオジといえば北海道、しかもサロベツ湿原でしかなかなか観察できないことで有名ですが、僕も見たことないのに三重県に現れるとは驚きですね。

撮影は五月二十九日午前八時ごろ。周囲に田畑が広がる市木川の岸辺にいるのを確認し、二十メートルほど離れた位置から写真に収めた。自身、三十年以上前に北海道で見たことがあり、「色ですぐに分かった」と話している。

すばらしい。色ですぐ分かったとはさすが日本野鳥の会会員です。そんじょそこらの鳥亀爺とは役者が違うようです。
ところで、シマアオジは◯年ぐらい前までは札幌市内の公園でも見かけることがあったそうですが、最近では頼みの綱のサロベツ湿原でも数が減っていて観察もなかなか大変なようです。

あくまでも減少の要因のひとつとしてですが、中国での食用が一因ではないかという説もあるようです(→シマアオジ、「中国の食習慣」で絶滅の危機に。リンク先も生きてますのでぜひご覧ください)。

ところで、僕は見たことない、って書きましたけど、よくよく過去ログを調べたら、2008年に札幌市内で至近距離で出くわして、ばっちり写真も撮っていることがわかりました。そのときはシマアオジだって分からなかったんだけど、あとでシマアオジだと分かって驚いたのでした。どうして忘れていたんだろう。まあ、もう一度見てやってください(→本年最後のバードウォッチング - SuemeSublog)。

珍客出迎え“ダンス” コムケ湖にクロヅル

珍客出迎え“ダンス” コムケ湖にクロヅル
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0398982.html
f:id:sueme:20170608135119j:plain

市内のコムケ湖畔で、紋別在住のアマチュアカメラマン◯◯さんが、ユーラシア大陸に生息するツル科の渡り鳥クロヅルの撮影に成功した。オホーツク管内での確認例は数えるほどしかない「珍客」。国の特別天然記念物タンチョウと、ダンスで“競演”しているように見えるアングルでとらえた。

たしかに九州ではたびたび飛来するようで、アマチュアの方のブログでも散見されます。当サイトでは、2009年に京都と滋賀に飛来したニュースを拾っていますが(→クロヅル、滋賀県北部に飛来珍鳥クロヅル飛来 西浅井の田に 県内で初確認)北海道では数年に一度ぐらいの飛来のようで、とても珍しいようです。道内ということで、一応拾っておきました。