SuemeSublog

Don't Feed Wild Animals !

久々にクラシックカメラで撮る


先週の週末なんだけど、久しぶりに古いカメラを持ち出しました。↑これ、俺の。親父の形見のキヤノン2D改です。いや、すいません、親父はまだ生きてます。1950年製造だから俺の生まれるずっと前のカメラです。親父にもらったときは相当カビが生えていたので、数万円以上かけて徹底的なリフレッシュを行い、新品同様に生き返らせました。でも残念ながら、なぜかこの手のキヤノンはニコンSなどと比べて安いので、中古屋で同じくらいの値段で手に入ったりします。レンズはセレナーじゃなくてキヤノン50mmだけど、F1.8という明るさは圧倒的です。
しかしフィルム使うのでさえ久しぶりなのに、自分でフィルム切ってロールに巻きつけてセットしなきゃなんなかったり、もちろん手動で巻かなくちゃならないし、完全マニュアルですから絞りもシャッタースピードも自分で決めなくちゃいけません。ピントはレンジファインダーから覗いて距離計で決めます。

露出計もセコニックの同年代のものを使いました。原始的な造りですが、これが結構当たります。もしあったら中古屋とかでは500円とかで売ってるんじゃないかな。

で、手持ちのフィルムがISO100しか無かったのがちょっとつらかったけど、でもまあそこはプロビアですからね。写真で何が一番美しいかって、そりゃあなた、ライトビューアーやライトボックスの上に置いたポジフィルムをルーペで覗くのが一番美しいんですよ。特にプロビアです。このときの恍惚感はどうしてもデジカメでは味わえませんね。

で、フィルムスキャナーでスキャンしてみる。USB1ですしね、すっごい時間かかりますよ。ウィーンウィーンって1日中言いっぱなし。ところがスキャンしてみるとだな、なーんかやっぱりポジフィルムとは違うんだよね。ここでデジカメに戻っちゃう。
ということで、ポジだとこちらでは現像に2日かかって、ルーペで確認して、フィルムスキャナで時間かけてスキャンして、そうこうしているうちに1週間経っちゃうんですよ。1週間もかけたのに、結局スキャンの段階でデジカメに戻っちゃうんですよ。ということで、やっぱデジカメは楽だなー、と思った1週間でした。

作品例。でも50年以上前のカメラと思えばなかなかの写りでしょ。残りはhttp://sss.jugem.jp/?eid=673にアップしました。