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医学博士号謝礼:名古屋大でも慣例化「100万円医局も」

http://mainichi.jp/select/today/news/20071210k0000e040077000c.html

あいさつ程度の意識だった。医局ごとに謝礼が義務的だったり自由だったりで、断る教授もいた。相場が100万円の医局もあった

名古屋を中心に広がりそうな勢いだけど、こりゃ名義貸しの時よりひどいことになるんじゃないの。だってこんな話、今はどうか分からんけど、少なくとも10年前ぐらいだったらきっとどこでもある話だぜ。だいたい学位審査ってのは、口頭試問のような「テスト」じゃないんだからさ、いわば「濃密な研究発表」なのであって、しかも主査はほとんどその研究を指導した教授だろ。問題教えたっていうけど小学生じゃないんだからさ、そりゃこういうところがディスカッションになるよなとか、そういう打ちあわせやシミュレーションは当然あるだろ。学位いただいたらン十万、仲人していただいたらン十万、おかしいんじゃねえかと思ったところで、この世界に入ったときから、代々上からそういう世界だって教えられるんだ、それに従うまでだろ。ま、新臨床研修医制度で教授の権力も相当失われたわけだし、俺の時代でさえ、もうそういう時代じゃねえだろっていう雰囲気はあって、突っ返すのが信条の教授も多々現れていたし、何より、当然のことをしてもらっただけなのになんで教授にそんな大金払わなくちゃならないの?って堂々と言える新人類も生まれていたから、黙ってても絶滅していく風習だと思うけどね。ちなみに学位証は、医師免許とか専門医認定証とか卒業証書とか作文コンコール入賞の賞状とか、そういう人生でもらう賞状の中では比べ物にならないぐらいでかくて立派です。もう何年も見てないけど。