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Don't Feed Wild Animals !

意見またはテクスト

自分の意見というものが存在するのだとすれば
人は生まれた瞬間に意見を言うはずだ


俺が何をどう言おうとそれは俺の意見じゃない
俺が誰かからもらった意見だ
お願いだから
俺に何か意見を言わせるような刺激を与えないでくれ
俺は何も言いたくないし書きたくもない
静かに放っておいてくれ


誰に言ってるのかって?
もちろん君にさ、そして俺自身にも


俺がどこか新しいと思える意見を言えたとしても
その瞬間から、俺はその言葉を聞いたり読んだりする側に回ってしまうんだ
俺はその言葉の囚われに過ぎないのだ


俺などどこにもいない
だから
静かに放っておいてくれ


(実を言うと、俺は小学校入学前に幼稚園とか保育園とかに行っていない。行かされたんだが、毎日両耳を両手で塞いでハンストしていた。どうしてそうだったのか、何十年もの間、自分でも謎だったのだが、なぜか最近、おそらくこういう心境だったのだろうという確信が湧いてきたのだ。なお、この症状は小学校入学とともに治った。なぜなら、小学校では、ガキではなくひとりの大人である先生の話を静かに聞いていればよかったからである。ただし、せっかくそのような公の場に行けるようになったのに、間もなく俺は小児喘息で長期欠席を余儀なくされるのであった。)