http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/080429/ibr0804290257001-n1.htm
調べでは、死亡していたのはコブハクチョウ２羽とコクチョウ５羽。右羽を骨折したコクチョウ１羽が保護された。＜中略＞千波湖周辺には約１２０羽のコブハクチョウやコクチョウが生息。春の湖畔では、生まれたばかりのひなにエサをやり卵を温めるコクチョウの姿も見られ、市民の憩いの場となっている。
ハクチョウとはたぶんコブハクチョウのことなんだろうなとは思ってたけど、ちゃんとコブハクチョウと書いてあるのは産経ぐらいだった。で、そのコブハクチョウとコクチョウが惨殺されたっていうニュースだけれど、私は日頃からコブハクチョウとコクチョウのニュースを批難しているので、犯人だと疑われないかと心配になっちまったよ。
私はこの事件の重大な原因は、基本的にコブハクチョウとコクチョウは飼い鳥であり、普段から餌付けされていて人間を恐れないことにあると思う。普通の鳥ならば人に簡単に見つかるところに巣は作らないし、人間が襲ってきたところで簡単に逃げることができるはずだ。約120羽生息していると書いてあるが、後先考えずに独りよがりで餌付けを行い、それによって野生化し定着したのだとしたら、そのような「人間を恐れない野鳥」を作ってしまった人間の罪である。もし「飼っている」のだとしたら、飼っている責任者がしっかりと安全を確保してやらなければならない。
けしからんと眉をひそめて報道するマスコミだが、チューリップなど花の事件と同様、いたずらに模倣犯を増やすだけのような気がする。そしてまたほとぼりが冷めれば、コブハクチョウが来た、コクチョウが来たと無邪気に報道し、何も知らない市民が餌を放り投げて喜ぶんだ。
