http://www.asahi.com/national/update/0505/TKY200805050072.html
日本白鳥の会理事菊池昶史（ひさ・ぶみ）さん（７６）によると、眠っているときのハクチョウは物音ですぐ目覚めるが、千波湖のハクチョウのように飼育されていると、人になついて警戒感が弱まるという。菊池さんは「餌付けを問題視する声もあるが、そもそも生き物を殺すことが問題だ」と憤る。 ＜中略＞水戸市教育委員会は、４日も慌ただしく対応に追われた。連休明けにも市内の全小中学校に対し、全校集会を開いて「命の大切さを教える」よう要請するという。ある職員は「ハクチョウはみんなが可愛がっていただけに、事件は非常につらい」と話した。
私がここで書いていることなんか、何の影響力もないだろうけど、「餌付けを問題視する声もあるが、そもそも生き物を殺すことが問題だ」というのは、私と正反対の意見ではあるなと思う。「命の大切さ」をそう簡単に教えることができれば、人類は今まで何も悲しい思いをしないで済んできただろうに。そもそも人類は生き物を殺すことで繁栄してきたのだし。そういう私だって今日も牛肉や豚肉や鳥肉を美味しくいただいて幸せな気分になるのだし。そんな話はお門違いだろお前、とか、あるいは食うためじゃなくただ殺すのは悪いことだろ、などと言ったところで、犯罪がこの世から全く消え失せることなど非現実的であるのと同様に、どうしても逸脱するものが出てくるのは避けられない現実であり、だから、人になついて警戒感が弱まっている動物を飼っているのだとしたら、無責任な半野生（放し飼い）ではなく、飼い主がしっかりと安全を確保してやるのが道理だと、私は思うんだけどなー。
