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Don't Feed Wild Animals !

造成地と鳥の楽園 共生の道探り出したい

http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh200903090174.html

企業用地を造成している、広島市佐伯区の八幡川河口にある埋め立て地。広島県の財政難に伴う計画の遅れから、雨が十数年たまってできた巨大な池が、越冬する野鳥たちの楽園になっている。<中略>この際、野鳥園の在り方を議論してはどうだろう。人工干潟はひと足先にできたが、野鳥園は後回しになっている。

ほんと、野鳥観察地にしたらいいんじゃね? 石川県に渡ったとき、こういう中途半端な埋立地があって、珍しい鳥の楽園になってるところがあった。日曜日ともなれば県内の鳥ヲタがわんさかとやってきて、自然と毎週探鳥会になったものだった。ところが数年後、そこには某大企業の工場が建っちまった。地方紙はみんな、県の産業振興という観点でもろ手をあげて大歓迎で、われわれ鳥ヲタの声は完全にかき消されてしまった。俺も微力ながら、なんとか部分的にでも残せないかと、新聞社や県、市にメールを出し続けたけど、何の反応もなかった。

干潟は農業生産に寄与しない土地・単なるヘドロの海と考えられ、20世紀までに世界各地で干拓や埋め立てが行われてきた。しかし干潟の生物群の多様性、渡り鳥の中継地としての意義、潮汐作用や生物群による水質浄化作用、沿岸のマングローブ林による津波災害の軽減などが知られるようになり、干潟を保護する機運も高まりつつある。日本では1945年に80,000ha存在した干潟が、1990年には51,443haに減るなど減少が続いているが、保護運動の台頭により日本の主な干潟37箇所のうちラムサール条約登録湿地である谷津干潟漫湖干潟などは、恒久的に保全がされることとなった。干潟 - Wikipediaより。