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Don't Feed Wild Animals !

アフリカハゲコウ:捕物3日目 息詰まる攻防も、トリ逃がす

http://mainichi.jp/area/chiba/news/20090405ddlk12040089000c.html

見出しのダジャレがお約束だなあと思った。

ハゲコウは3日夕、稲毛区の高層マンションの三角屋根に落ち着き、一夜を明かした。そのマンションの下に4日午前6時、職員20人が集まり、互いに誓い合った。「今日こそは使える捕獲道具をすべて使い、何としても捕えよう」

前日からハゲコウを追いかけている同市立草野小3年、市川歩君(8)の姿もあった。目が覚めてすぐに駆け付けたという。図鑑を何冊も持っている「鳥博士」だが、「ハゲコウは図鑑にも載っていなかった。今日もずっと追いかけます」。屋上を見上げながら、声は興奮で弾んでいる。

作戦開始。ハゲコウから3メートル離れたところに麻酔薬入りのアジ3匹を置いた。1日から食べておらず、空腹のはず……だが、見向きもしない。「警戒しているようだ」。職員たちは落胆する間もなく、次の作戦に移る。

職員一人が屋上の出入り口ドアの陰に潜み、麻酔薬を仕込んだ吹き矢を構えている。距離は約3メートル。小さな矢は確実に放たれたが、堅固な羽にはじかれ失敗。ハゲコウはふわりと飛び立った。

ついに“奥の手”が登場する。近くの保育施設から急きょ借りてきた防犯用の「ネットランチャー」だ。大型懐中電灯ほどの大きさだが、ボタンを押すと3メートル四方の網が高速で射出され、3メートル先の暴漢を身動きできなくさせる威力がある。クラッカーのような音とともに網が発射された。が、網は細い足にかすり、再び空へ。

その後、同区天台町の県総合運動場体育館屋根に舞い降りた。マンションのように上ることができない。なすすべもなく立ち尽くす職員たち。「お手上げだ」。京増園長は正午、捕獲を断念し、監視態勢に切り替えた。