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Don't Feed Wild Animals !

野鳥関係のものを少し買った

最近こっちにはほとんど鳥のことしか書かないし、いっそのことこっちのサイト名をトリミノフにでも変えようかと思ったけど、それほど毎週のように鳥見に行ってるわけでもないので躊躇した。
カミさんが頼んだ野鳥関係のものが届いたので、そのことを書いてお茶を濁す程度のダイヤリーなのである。

まずは橘映州先生の「続・舳倉の鳥たち」という写真集。石川県に住んでた頃、鳥見に行くと、まわりから先生先生と呼ばれている威厳のあるじいさんをよく見かけた。珍鳥が出現してもその先生が近づくと何故か鳥は逃げないものだから、カメラマンはみんな先生の後ろに金魚のフンみたくぞろぞろくっついていた。
うちのカミさんは専業主婦だったので、平日の昼間にフィールドに出かけることが多かったのだけれども、そうするとよくこの先生と出会い、ときには先生と二人っきりになってしまうこともあったそうだ。ツバメチドリが出たときには、何をしている、もっと近くに行って観察するぞと怒ったように言われてついていったそうである。
この先生が、橘映州という偉大な先生だと知ったのはそれからずいぶん後になってからだった。
舳倉というのは能登半島の北約50kmの小さな島で、渡りの時期には大量の珍鳥が間近で見られるものだから、全国から鳥ヲタが集う島として知られている。狭い島に鳥ヲタがひしめき合って、今ではトラブルも絶えないほどである。その舳倉が、そういう日本の渡り鳥の重要な中継地点だということを発見したのが、他ならぬ橘先生なのである。
私も一度舳倉島に行ったとき、芝生でしゃがんで休憩をしていたら、偶然すぐとなりに橘先生がいらしてお会いしたことがある。そのとき先生がカミさんのことを何となく覚えていて、どうだ、だいぶ上達したかね、みたいなことを聞かれていたので、うちのカミさんすげーって、ぼくはとてもうらやましく思った。

次はぼくの職場用の、野鳥の会の卓上カレンダー。今年はこの表紙にもなっている、10月のキクイタダキが殺人的にかわいいよ。ちょっとこの冬から春にかけては、ぼくもいっちょ狙いをキクイタダキに定めて頑張るかなって気持ちになってる。

最後は、今年初めてワシタカの渡りを見にいったんだけど、さっぱり鑑別できなかったのがくやしかったので、今さらなんだけど来シーズンに向けて勉強しようと、ひとめでわかるワシタカっていう下敷きのようなものを買ってもらった。これを空にかざせば一目瞭然かなというのは超甘い考えだった。もうまじで全然分からんよ。ハチクマなんかカラスと間違えそうだよ。