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Don't Feed Wild Animals !

ツチハンミョウとツチハンミョウの黄色い分泌物


穏やかな秋晴れの昼、山里の閑静な住宅街で坂になった歩道の上でうごめくツチハンミョウを見つけた。ひょっとすると今シーズンに出会える最後の昆虫かもしれない。
ツチハンミョウは、ぼくが初めて蝶以外の標本に挑戦した思い出深い昆虫だ。しかし、季節外れの陽気で気温はぐんぐん上がり、ツチハンミョウも実に行動的でちょろまか動きまくり、死んだふりさえしてくれない。
しかたがないので手にとって接写を試みたのだが、黄色い分泌液を手のひらにつけられてしまった。

あとで調べてみると、この黄色い分泌物は毒性があるらしく、皮膚炎などに注意しろと書いてあった。もう手遅れだ。
北海道には4種類のツチハンミョウが生息しているらしい。オオツチハンミョウ、オオムラサキツチハンミョウ、マルクビツチハンミョウ、メノコツチハンミョウ。なんだか頭がクラクラしてきた。メノコツチハンミョウのメスかなと思ったりもしたが、手のひらが痛痒くなってきたので、そこで思考がストップした。