SuemeSublog

Don't Feed Wild Animals !

渡り鳥飛来で水辺にぎわう 伊丹・昆陽池

渡り鳥飛来で水辺にぎわう 伊丹・昆陽池
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/201401/0006623243.shtml
f:id:sueme:20140110165424j:plain

阪神間有数の渡り鳥の飛来地として知られる兵庫県伊丹市昆陽池に、シベリアやサハリンから渡り鳥が飛来し、水辺がにぎわっている。市みどり公園課によると、これまでにユリカモメやキンクロハジロオナガガモなど約10種500羽を確認。周囲の水田や川が減るなどしたため、飛来数は近年、減少傾向にある。野鳥池南端の観察橋近くでは毎朝夕、市が飼っているコブハクチョウへの餌やりがあり、渡り鳥がおこぼれを狙って群がってくる。宝塚市御所の前町の女児(4つ)は「いろんな鳥がいっぱい飛んできて楽しかった」と笑顔を見せた。

久々にちょっといらついたので、ほぼ全文引用。コブハクチョウはほとんどペットなので餌やりは仕方ないとしても、そのおこぼれを野鳥が狙ってくるというのは、問題のある状況ではないだろうか?

笠原さん、問題ですよね?

写真を見ると、少なくとも、餌付けされやすい、人間から餌をもらえることをすぐ覚えてしまう種類であるところの、オナガガモユリカモメが、ごきげんに人間の周りに集まってきているように見える。

笠原さんは、飛来数の減少を心配してくれているので、野鳥に愛がある人だとは思うのだが、ユリカモメやオナガガモが餌付けされてしまっていることに問題意識はないようだ。まだそんへんの問題意識はマスコミ人に浸透していないのである。

僕の参加する探鳥会には、地元の新聞記者が同行する機会もあるのだけれど、こないだの若い女の記者が一番興味を示して喜んだのは、餌がもらえると思って近づいてきたカモたちであった。彼女はそのカモたちを見る子どもたちにしきりにかわいい?かわいい?と聞いて、かわいいと言わせてインタビューを完成させようとしていた。

僕はといえば、4歳の子どもが、人間から餌をもらう野生動物を見せられて、単純にかわいいとか楽しいとか刷り込まれてしまうこと自体が問題だと、最近考えるようになってきた。もちろん反論もあるとは思います。なかなか一般の理解は得られにくいですね。