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野鳥「ケリ」:校庭の真ん中で育む命

野鳥「ケリ」:校庭の真ん中で育む命 大野の乾側小、ひなに歓声 児童ら「共存」心がけ /福井
http://mainichi.jp/life/edu/news/20140621ddlk18040646000c.html

大野市牛ケ原の乾側(いぬいかわ)小学校の校庭の真ん中に、野鳥「ケリ」が巣を作って卵を産み、20日にひな2羽のふ化が確認された。児童たちは望遠鏡をのぞき込み、「うわー、かわいい」とひな誕生に歓声を上げた。県自然保護センター(大野市)によると、ケリは体長約30センチのチドリ科で、警戒心が強いのが特徴。通常巣を作るのは水田のあぜや河原で、校庭の真ん中は珍しいという。

学校は廊下に望遠鏡を設置。カラスなどの外敵や人が近づくと、「ケッケッケッ」と甲高く鳴いて威嚇する親鳥を思い、児童らは授業や休み時間に校庭を使う際は巣に近づかないよう、「共存」を心がけてきた。20日朝、亀谷校長が望遠鏡で巣の辺りを確認すると、親鳥の近くをよちよちと歩くひなの姿が。1時間目の終わりに、「ひなが産まれました。警戒心が強いのでそっと見守りましょう」と校内放送が流れ、児童らは休み時間の校庭での活動を控えた。

写真はないのですが(まあこれまでのスタンスからいくと営巣写真になるので無い方が好ましいわけですが)、印象に残ったので拾っておきます。
ケリはとても攻撃的な鳥なので遠くから見守るのもたいへんだったでしょう。だがしかし、人がエサを与えるとか、よしよしってかわいがるとか、必ずしもそういうことが自然保護ではないのだということを、早いうちからわかってほしいと思います。そういう意味では、相手がケリで良かったのでは? なんせ凶暴ですから、遠くからそっと見守る以外に選択肢はないわけで。

ちなみに、2007年にも静岡県の掛川の校庭にもケリが巣を作り、リレー競走が中止に追いやられていますw。→ケリが校庭に営巣 リレー大会は延期 掛川中小(静岡県) - SuemeSublog 2007年6月9日