NHK

森本なんとか朗の人をコバカバーナにした物言いに腹が立った１日であったが、考えてみるとそれは俺が北海道への強い郷愁を持つ人間だからなんだろうな。例えば大人気のホリエモンだって、はたから見てりゃ笑えるけど、「ふっ、あのねぇ、僕はそんなこと言ってないでしょ」と言うときのあの鼻でせせら笑う感じ、あんた俺の言うことが全然理解できないんでしょ、どうしようもないバカだな、っていう感じは、それを向けられた当人は相当腹立たしいはずなんだな。で、よくよく考えてみると、実は俺自身が、そういう人をコバカにしたような態度をすぐ取ることで知られているんだった。わが身を振り返らずわりぃわりぃ。でもやっぱ俺の天才的な知識をさ、そこら辺のバカにやすやすと教えるわけいかないしさぁ、あ、ほらね。ついつい地が出ちゃうんですよ。これで不良のＳ浦とかに怒られるんですよ、いつも。先生の教え方は一部の人間には素晴らしくいいけど、大多数の人間はついていけないですよってね。
今日は特選プロジェクトＸを見てしまった。泣き虫先生となんとか生徒だよ、スクールウォーズのモデルになった。不良生徒が煙草吸ったんで呼び出すんだけど、とがめることなく無言でひたすらラグビーの練習するんだよね。あと、京都一のワルのヤサカのシンゴってのが入学してくるんだけど、この人今でも昔スゲェー恐かったってのが一目で分かるんだよね。ほら。あー、こわ。で、泣き虫先生は何も言わずに奥さんに作らせた弁当渡すの。一生付き合う気でないと不良は更生しないって意気込みなんだな。悪いけど俺にはできないわ。Ｓ浦と一生付き合う気なんて全然ないも。
で、何が言いたいかというと、ＮＨＫっていいねってことさ。昨日もふしぎ大自然の渡瀬遊水池を医局で見てたんだけど、不良のローリーと上野まで見入ってたよ。こういう良いドキュメントものってさあ、民放じゃ全然見ることができないよ。紅白はダメだけどさあ、普段の地味な番組はなかなかいいよ。今なんてさ、南野陽子がリアルでスケバン刑事演じてるし、竹熊大先生が出ちゃってるよ。すげぇよ、まんせーＮＨＫ。