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「無礼講」ほどほどに 上司に暴言「降格適法」 札幌高裁

http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200703070017a.nwc

当時、職場の総務部長だった原告は、7月の酒席の2次会で酒の勢いもあって、仕事に対して自分とは異なる意見を持っていた上司に対して暴言。
「今までのような発言をしていたら、後ろから石をぶつけられるぞ。お前の後継者の立場や家族の将来もないようにするぞ。死んでも葬式に出る職員は一人もいないぞ」と発言した。
そのため、「管理職としてふさわしくない」と、4階級の降格処分となり「総務部長」から「係長」になった。

原告は、「酒席における発言であるから職務と関連性が乏しく、発言があったとしても、職務に必要な適格性を欠くことにはならない」と主張していた。

一審では、「4階級降格させるのは裁量権を逸脱している」と、原告の主張が認められていた。

しかし、高裁は支部判決を破棄。酒席が職場の費用で設けられたことなどを指摘した上で、「酒席とはいえ、どのような発言をしても責任を免れるものではない。とりわけ、事務部門の長である総務部長には、酒席においても、節度ある言動が求められる」と、原告敗訴の判決を出した。

判決について原告は、「こんな判決では、酒の席で何も言えなくなる」と、最高裁に上告中だという。

私には酒飲みは敵ですが、最後の一言で応援したくなりました。