http://d.hatena.ne.jp/finalvent/20070909/1189300191
たしかに、納得できる答えはネットでは見つけられない。それはギデオン協会が無償で配っているからだ。それは分かる。そういうことではなくて、ではなぜホテルなのか。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q135568318
ギデオン発足の経緯と事実しか書かれていない。
一般に、聖書を無償であるいは安く提供することは布教という意味では宗派を超えて良いことであるから、今日まで様々な聖書協会があり、聖書協会連合も結成されている。ところが、聖書協会連合に属していないギデオン協会は、なぜにホテルやモーテルにこだわって配り続けているのだろう。
私の好きなビートルズの曲、ロッキーラクーンにもその一節が出てくる。
http://veryhappy7.blog109.fc2.com/blog-category-2.html
So one day he walked into town
Booked himself a room in the local saloon.
Rocky raccoon checked into his room
Only to find gideon's bible
一説には、聖書を読む習慣のある外国人宿泊客のために。それにしては日本人よりは明らかに数の少ない外国人客のために、ほとんどのホテルに配るというのもばかげた話だ。
であるから、やはり布教のために、というのが分かりやすい目的であろう。
http://www.gospeljapan.com/skj/020527.htm
これによると、ドイツの著名な出版人が一夜ホテルで聖書を読んだことが契機になってキリストに立ち返ったことを挙げ、非常に効果のある方法であることをほのめかしている。本当にそうだろうか。
ドイツならともかく、日本ではどうだろう。聖書を手にとり、パラパラとめくることはあっても、読みふけって信者になるなんて確率はほとんどゼロといっていい。だいたい聖書はいきなり読んで分かるものではない。だから教会にいって神父や牧師の話を聞くんだし、幼いころから日曜学校とかに通って勉強させられるんだ。すなわち、布教が目的なら、効率が悪過ぎる方法であり、金の無駄遣いと言わざるを得ないだろう。さらにホテル側にメリットは？金が渡っているのだろうか。
つーことで、やっぱり分かんない。日本人相手なら、遠藤周作の「イエスの生涯」とか、阿刀田高の「新約聖書を知ってますか」とか、三田誠広の「聖書の謎を解く」あたりを置いておくほうが、よっぽどキリスト教に対する興味は湧くと思う。
