http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/080320/acd0803201232002-n1.htm
シマリスは本来、日本では北海道にしかいないはずだが、各地で見つかる。大方はペット由来の小リスだろう。とすれば、正式名はチョウセンシマリスだ。
日本にいるのはシベリアシマリス（Tamias sibiricus）で、北海道にいるのがその亜種であるエゾシマリス（Tamias sibiricus lineatus、正確にいえばエゾシベリアシマシス）だ。それに対して、本州にいるのはチョウセンシマリス（Tamias sibiricus barberi、正確にいえばチョウセンシベリアシマリス）であり、これは私は大陸から渡ってきたものだと思っていた。ちなみにモモンガだとこれが逆で、エゾモモンガが大陸由来のタイリクモモンガで、ホンドモモンガがニホンモモンガということになる。ややこしいね。
で、話を戻すと、この記事によれば本州のチョウセンシマリスはペット由来だというんだな。これが本当かどうかは分からないけど、親切心から自然に帰してあげようと思ってペットを放すことは間違った行為であることを強調したい。つーか逃がすなら最初から飼うな。
