SuemeSublog

Don't Feed Wild Animals !

大相撲初日

大相撲初日。今日は夢にまで見た(というか当然夢で終わるとおもっていた)隆の山の幕内初日だった。過去ログを見てもらえば分かるんだけど、僕はずいぶん前から隆の山を応援してきたし、僕が自分で撮った彼の写真もアップしてきた。そのときは一度でいいから十両を経験させたいぐらいの気持ちで、正直いって幕内で相撲をとれる日が来るなんて夢の夢だと思っていた。夢は夢で現実ではない。その夢がいざ現実としてかなってしまうと、意外なほどに嬉しいとか感激とかいう感情が湧いてこない。ただただ不思議な感覚だけが残って、夢の中でテレビを見ているような気持ちがするだけである。夢の中なんだから黒海を圧倒して勝ってくれてもよかったのだが、やはりこれは現実で、軽量力士による真っ向勝負の限界をまざまざと見せつけられたような気がする。15日間隆の山が見られるという喜びよりも、不安のほうが大きいな。
今日は舛ノ山が一番良かった。まさに若さが爆発した勝利だった。本来は赤ちゃんのようにかわいい顔が、土俵上ではまるで赤鬼のような形相に変化したのには驚かされた。そして勝負が終わると、まるで大魔神のように鬼の形相がだんだんと元の赤ちゃんの顔に戻っていった。僕は今日、舛ノ山が好きになったかもしれない。
その他の相撲は取り立てて印象に残らなかった。砂かぶりの松鶴家千とせ師匠が気になって気になって、あまり相撲そのものに集中できなかったのも一因だ。