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Don't Feed Wild Animals !

釣り糸でけがか ハクチョウ衰弱

釣り糸でけがか ハクチョウ衰弱/八戸
http://cgi.daily-tohoku.co.jp/cgi-bin/news/2014/02/03/new1402031101.htm
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八戸市類家5丁目の新井田川で、首の一部をけがしているオオハクチョウの幼鳥が2日までに見つかった。首に釣り糸のようなものが絡まり、皮膚が壊死(えし)しているとみられる。群れから距離を置き、衰弱している様子で、保護しても助かる可能性は低いという。

これはひどい
先日も釣り糸にやられたコハクチョウのニュースで釣り糸と餌付けについて書いたばかりですが(コハクチョウに釣り糸…)、このオオハクチョウも餌付けと無関係ではないようです。日本野鳥の会あおもり代表の関下さんによると

関下さんは「新井田川馬淵川は電線や橋、街灯が多く、そもそもハクチョウの生息には適さない。安易に餌付けを行うと、被害を受ける鳥が増えてしまう」と指摘している。

そのようなわけで、単純に釣り糸が落ちていることだけが問題なのではなく、餌付けという行為が危険な人工物の多い場所に野鳥をおびき寄せてしまっている、ということにも注目していただきたいと思います。エサをやるのは鳥のことをかわいく思ってのことでしょうが、現在では餌付けは不幸な結果に結びつくことのほうが多いという見解が優っているのではないでしょうか。
僕はそういう屁理屈ではなく、直感的に野生動物に餌をやるという行為が嫌いなわけですが。