北海道に帰ってきてから春はだいたい毎年行ってるんですが、今年も昨日行ってきたので書き残しておきます。昨年のはこちら→今春の宮島沼（2013）
毎年のことですが、2時半に起きて3時札幌を出発、三笠インターで降りて4時ごろ到着、だいたい4時半ぐらいからの朝のねぐら立ちを見ます。僕が初めて見たときは見物客は10人もいればいいほうだったのですが、今ではすっかり有名観光地となり、早朝とはいえ祭日なのでものすごい数の見物客です。
ただ、ねぐら立ちが終わるとみんなさっさと引き上げちゃうのがやや残念なところ。僕はこのあと、アオジやオオジュリン、ノビタキの囀り、アリスイ、アカハラなどを超至近距離で観察できました。
今年のピークは4万ぐらいだったのかな？ 今までと比べると数としては物足りない数字です。この日もいいとこ3万ぐらいかなあと思ったのですが、「みんなでマガンを数える会」のカウントによると1万8千羽と、過去最低のカウント数だったそうです。
積雪分布など気象が影響した可能性があるそうですが、まあ昔みたいに全国で越冬したマガンが一斉に宮島沼に集まり、7-8万のピークを形成し、そして一斉にシベリアに旅立つ、という姿はもう見られないのかもしれないなあと、ちょっと思いました。
朝のねぐら立ちも、昔は一斉に飛び立つ印象が強かったのですが、最近はいくつかのグループに分かれて飛び立つ傾向を感じます。宮島沼への集まり方も分散傾向にあるのではないか？ あるいは宮島沼に立ち寄らずに渡るグループが増えている可能性もあるでしょう。じきに専門家の研究成果で明らかになると思います。
ちなみに下は懐かしい2002年の写真。安いコンデジでこんな写真が撮れちゃった時代が懐かしいですね。
