ヒラタシデムシの首なし死体につづいて、ツチハンミョウの脱糞死体が発見された。
死体をよく観察してみたまえ。君にはダイイング・メッセージが見えないかね？ ツチハンミョウはその前足で「Ｙ」、真ん中の足で「Ｍ」、後ろ足と羽で「Ｗ」、そして脱糞することによって「～」を表現した。これらをつなげると、「ＹＭＷ～」となる。これがすなわちツチハンミョウを殺した犯人なのじゃよ。
え？ なに？ 鑑識から意外な報告が届いたぞ。死亡推定日は去年？ 去年の秋だって？
去年の秋の死体なのか？ 越冬死体？
ここでさらに私の過去ログを参照していただきたい。
ツチハンミョウとツチハンミョウの黄色い分泌物 - SuemeSublog（2010-10-25）
北海道には４種類のツチハンミョウが生息しているらしい。オオツチハンミョウ、オオムラサキツチハンミョウ、マルクビツチハンミョウ、メノコツチハンミョウ。
このうち秋に現れるのは実はメノコツチハンミョウだけなのじゃ。したがってこの過去ログのツチハンミョウと今回死体で見つかったツチハンミョウは同一人物、その身元はメノコツチハンミョウである可能性が非常に高いのだ！
さらに……
なんとツチハンミョウは危険にさらされたときには毒性のある黄色い分泌液を出して相手につけるというではないか！
つまり、犯人の手には黄色いシミがついているはずなのである。
ＹＭＷ～
手に黄色いシミ
去年の秋のアリバイがない
＜読者への挑戦＞ さあ、あなたはもう犯人がわかりましたね！
