マガモ:「パッチワーク」の上 寄り添うつがい 札幌
http://mainichi.jp/select/news/20141030k0000e040178000c.html
28日に初雪を観測した札幌市の北海道庁赤れんが庁舎前庭では、イチョウやブナ、クリなどの葉が黄色く、ヤマモミジの葉が赤く色づき、強い風が吹く度に落葉が進む。パッチワークのような模様が浮かんだ池を泳ぎ回るマガモのつがいの愛らしい姿に、観光客から歓声が上がっていた。
10月の記事ですが、なんというか、狙った写真だなあ、ちくしょう、という感想を持ちました。
まるで老後に趣味で写真を始めた人がきどったタイトルをつけて写真展に出しそうな作品です。
パッチワークの上 寄り添うつがい はなんとも新聞らしいタイトルですが、写真展に出すとするならば、写真愛好家の方々はいったいどんなタイトルをつけるんでしょうか。
落ち葉の絨毯、秋の新婚旅行、新婚カップルの絨毯選び、ゆず湯ならぬ落葉湯しかも混浴、リーフシャワーに射たれて、落葉を野菜に見立てたら俺たちまるで鴨鍋……など、僕にはさっぱり芸術写真らしいタイトルが思いつきません。
僕は写真の芸術的な側面にはあまり興味がなくなっているので、たぶん単純に「マガモ」、せいぜい「落葉の中のマガモ」ぐらいにしますね。タイトルに工夫がないって怒る先生もいることはいますが、僕は生態写真のほうに意義を感じているので、種名はぜったい外せないです。
ちなみに、札幌はなぜかカルガモではなくてマガモが一般的な街のカモです。先週末、同じ場所を通りましたが、まだマガモがたくさんいました。ただし、水面の落葉はもうだいぶ少なっていました。