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コウノトリが愛媛で越冬の兆し

http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/081119/ehm0811190226003-n1.htm

 この春、兵庫県豊岡市の「コウノトリの郷公園」で巣立った足輪の付いたコウノトリ(国の特別天然記念物)が、愛媛県西予市宇和町の宇和盆地で野生のコウノトリとともに越冬する気配を見せている。

 県南部に位置する宇和町は1500ヘクタールの水田が一面に広がり、大小190の溜池もあって鳥たちにとっては居心地のよい環境とされている。3年前から野生のコウノトリ(雌)が“親善大使”のように豊岡市西予市を行き来している。

 西予市で「イチゴロウ」と名付けられている野生のコウノトリは、昨年10月から約3カ月間、同市内で越冬。今年9月上旬には同公園から幼鳥2羽を伴ってまた愛媛に戻った。その後、幼鳥の1羽が10月上旬以降、イチゴロウとともに仲良く西予市で餌をついばんでいる姿が目撃された。

 幼鳥には黄と緑の足輪が付けられ、羽の付け根に黄色のマーキングがある。地元では「豊姫」と名付けて保護活動を強化。エサ場の溜池に人工の巣の塔を建て、小池にはドジョウやフナなどの小魚を放流して2羽の越冬に期待している。

 コウノトリの郷公園では「えひめちゃん」と呼ばれているイチゴロウ。幼鳥を優しく見守るしぐさを見せ、時折、人家近くの電柱などで休んでは干上がった溜池周辺を飛び回るなど優雅な舞いを披露している。

 行政と連携し、コウノトリが1年中生息できる環境づくりを目指して保護に力を入れている同町小野田の楠建明さん(54)は「イチゴロウが適齢期の雄を連れ帰り、ペアリングしてほしい」と期待している。

 愛媛と豊岡を行ったりきたりするこの野生のコウノトリは、愛媛では「イチゴロウ」と呼ばれているけど失礼なことに実は立派なお嬢さんで、豊岡ではちゃんと女の子らしく「エヒメ」と呼ばれています。ところで、エヒメと一緒に愛媛に行った幼鳥なんだけど、黄と緑の足輪、羽の付け根に黄色のマーキングという情報から兵庫県立コウノトリの郷公園のホームページで確認すると、J0009という今年戸島巣搭から巣立ったメスなんじゃないだろうか。だとすると、ペアリングの期待という点からはちょっとがっかり。

以下参考: