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愛と平和と音楽と医学と野鳥とミステリーを愛する青少年のための超優良ブログです

森博嗣その3:『Ψの悲劇』を再読したら、すっかり忘れていて二度感動できた

森博嗣完全引退に寄せてシリーズの第3弾である。というほど大袈裟な話でもないが、これを機会に、森博嗣サーガの終盤に位置する「Ψの悲劇」を再読した。

感想を述べる前に、森博嗣ファンには説明するまでもないことだが、ちょっとシリーズを整理しておこう。

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「エミネムみたいな名前」の鎮静薬

今日は近くの開業医で胃内視鏡を受けた。

いつも「ドルミカム」の余韻を味わいながら1時間くらい寝てくるのを半分楽しみにしているのだが、いつの間にか「エミネムみたいな名前」の鎮静薬に替わっていた。先生は、こんな知らない鎮静薬でなんか絶対寝てやるもんかと、静注されるのをしっかり見つめながら、ずっと意識を保っていたつもりだった。

ところが、いつまで経ってもなかなか始まらない。おかしいな、主治医のやつ忙しいのかな、と思っていたらナースに「終わりましたよ」と言われて驚いた。その瞬間、先生は眠気のまったくない、まじで普通の人だった。

つまり、内視鏡を挿入された記憶もなければ、意識を失った記憶もない。目覚めた記憶すらないのに、目覚めたあとは始まる前とまったく同じ意識清明な状態だったのだ。

恐るべし、先生の知らない「エミネムみたいな名前」の鎮静薬。先生はもうすっかり◯酔科医なんかではないのだな。

先生の知らないあいだに時は遷ろいでいるのだなあ、と感じた。

 

「スミルノ博士の日記」

どれどれ、先生が若いときに書籍化したウェブ日記が文庫になったので読むとするか。

いやー、でもこんなこと書いたのぜんぜん覚えてないや。まあ現存する過去ログを読んでも、これほんとに自分で書いたのかって思えるほど忘れっぽい先生だから、1917年に書いたことなんて覚えてなくて当然だよね。それにしても先生、こんなに女の人をとっかえひっかえして付き合ってたかなあ。やるじゃん、若いときの先生。

それにしてもなんかおかしい。そりゃ先生、今でもウェブに文章を書くときは多少事実を捻じ曲げてだね、ときにはほとんど小説みたいになっちまうこともある。けれども、『法医学』が専門で、名字が『スミノフ』なんて、ここまで脚色するだろうか。それにこの語り手、いや先生のことなんだけどもね、信用できない感じがぷんぷんする。

と、先生はなかば自分が書いた日記だと思い込んで読んだので、本当に自分事として、のめり込むようにして読むことができた。

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「時をかける少女」のイントロはダン・シーゲルからインスパイアされたのか?

先日、「時をかける少女」がNHK BSで放映され、TLが盛り上がっていました。特に、ラストで原田知世が突然主題歌を歌い出すシーンがバズっていて、先生、おかげさまで今でも頭の中で鳴りまくっている始末ですよ。

from @natsukashi_idol on X

そこで思い出すのが、ダン・シーゲルの「征服者(The Conqueror)」という曲です。冒頭だけでもちょっと聴いてみてください。

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スターレス髙嶋に触発されてレヴェル42を聴き直す

9月21日から全5回にわたって放送された、スターレス髙嶋こと髙嶋政宏さんのNHK FM「マイ・フェイバリット・アルバム」を、感慨深く聴かせていただきました。

髙嶋さんはプログレマニアらしい、ということは以前から承知していたのですが、プログレ→インダストリアルときて、第4夜が『レヴェル42』だったことに意外な印象を抱きました。

なぜここへきてポップ・フュージョンなのか? いや、選ばれたアルバムが初期音源である「ジ・アーリー・テープス」なので、ジャズ・ファンクという捉え方なのか? 不思議な気持ちで聴き始めたのですが、なんと髙嶋さん自身がベーシストだったということを知り、いきなり腑に落ちました。

世代的に、この時代にベースをやっていたのなら、超絶技巧ベーシスト、マーク・キングの登場に衝撃を受けられたことも十分に理解できます。ライブにも熱心に通われ、マーク・キングの指先ばかりを観察していたとの話に感銘を受けました。さながら、アラン・ホールズワースのライブに双眼鏡片手で駆けつけて、ひたすら運指を観察するギター少年みたいですね。

レヴェル42は初期には明らかにジャズ・フュージョンだったのですが、徐々にマーク・キングのボーカルをフィーチャーしたポップ路線寄りとなり、特に1985年以降はMTVのPVにも力を入れて大ヒットを飛ばすようになります。このため、「笑う洋楽展」でみうらじゅん氏が「レヴェル42みたいな音楽もあったな」と、ちょっとその軽薄さを揶揄するようなニュアンスで言ったように、80年代ポップスの一角としてとらえる向きもあります。

しかし、後年の、たとえば「Lessons in Love」のような大ヒット曲を演奏するライブ映像を今見ても、「よくこんな難しいベースラインを弾きながら歌えるな」という感想しか出てきません↓

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森博嗣その2:読む順番を間違えたら、二倍驚いた

ちょっと間が空いてしまったが、森博嗣の続きで、今回は小説についてちょっとした小ネタを書いておこう。

前回の記事はこちら。

ミステリー界隈では、しばしば作品を読む順番が重要視されることがある。これは話の流れが大事ということもあるが、後発作品で過去の作品のネタバレが書かれていることがあるのも理由のひとつだろう。

たとえば、(いきなり森博嗣から離れてしまって恐縮だが)ピエール・ルメトールのベストセラー『その女、アレックス』では、前作『悲しみのイレーヌ』のネタバレが書かれていることから、そちらを先に読むことが強く勧められている。本邦では『その女、アレックス』が先に翻訳されたので、『悲しみのイレーヌ』を後から読んだ多くの読者が、親切心からそのように言っているのだと思う。

それで、先生はわざわざ『悲しみのイレーヌ』も一緒に買って先に読んだのだが、その内容のあまりの陰惨さに、「こりゃ読まなきゃよかった」と後悔するほどであった。むしろネタバレしていたほうが覚悟して読むことができて、こんなにショックを受けることはなかったのかもしれない。

話がそれてしまったが、そう、シリーズものミステリーの読む順番についてであった。

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ノートパソコン Dell Inspiron 5405のバッテリー交換記

ノートパソコンのバッテリーが購入して丸6年でダメになり、自分で交換してみたので、その記録を残しておきます。

が、その前に、今から約5年前(購入の約1年後)に自分でSSDを大容量のものに交換し、RAMも増設したので、そのことから書きます。

1)5年前のSSD交換とメモリ造設の巻

先生のノートパソコンは、AMD Ryzen 5 4500U(2.38 GHz)搭載のDell Inspiron 5405で、2020年9月に購入した。当初の内蔵SSDは256GBだったが、1年2か月後の2021年11月にWindows 11へアップデートしたところ、容量不足が顕著となり、SSDの交換か、あるいは別スロットへの追加を考え始めた。

そこでデルのサポートにメールで相談したところ、

「マニュアル参照いただき、お客様でご判断し実施いただくようのなります」
「現在のSSD+スロット2に増設する場合は、上記記載の通り追加でブラケットが必要のようです。下記マニュアルを参照下さい。」

といったような返信がきた(以上、原文まま)。

つまり、向こうもマニュアルを参照しながら、断定を避けた返答しかできないのだ。電話もしてみたのだが、同様であった(註:2021年の話です)。

まあ、ノートパソコンの改造自体がこちらの責任なのだから、仕方ない。

そこで先生は、思い切って1000GBのSSDを購入して、とにかく裏蓋を開けてみることを決断したのだった。

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森博嗣その1・完全引退ということで……

森博嗣先生が完全に引退されるということで、手持ちの蔵書を全部見えるようにしてみた。

小説の未読作品は残り2つだけで、『イデアの影』と『何故エリーズは語らなかったのか?』を読めば、森博嗣完読となる。うーん、でもどっちもつらそうなので、読むのはそのうち気が向いてからになりそう。

小説以外のノンフィクションは、昔の「ウェブ日記本」の数々と「つぶやきのクリーム」シリーズだけだ。これらを長年読み続けてきたおかげで、だいたい森博嗣先生の考え方がわかってきたし(つもりだし)、本屋で新書を立ち読みしても「あー、前と同じこと言ってるなあ」ということが多いので、新書は買っていない。でも、せっかくだから、これを機に集めてみるかな。

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ストーンサークルの殺人—プロポフォールは飲んでも効くのか?

一冊読み終わると、次に何を読むか悩みます。そこへいくと、シリーズものなら、最初に気に入れば迷わず続編を買えばいいので楽ですよね。

先生はアンソニー・ホロヴィッツを読み終わってしまい、なにか未読のおもしろいシリーズものはないかと物色していました。そこで、わりと評判のよい刑事<ワシントン・ポー>シリーズに手を出してみることにしました。

はぐれものの正義感ワシントン・ポーと、ギフテッドで社会性に著しく難のある女性分析官ティリー・ブラッドショーという、いかにもドラマ的なキャラクター設定は完璧です。フランス発の大ヒットミステリードラマ、アストリッドとラファエルを彷彿とさせます。

というわけで、二人のキャラクターだけでどんどん読み進められます。

と最初は思ったのですが……。事件はストーンサークルを舞台とした猟奇的な連続殺人。読書前、先生は「サークル」という語感から、クローズド・サークルもの、つまり本格的な密室物を勝手にイメージしてしまったのですが、そういう話ではありませんでした。また、「ストーンサークル」という言葉からは、古代人の怨念を思わせる見立て殺人まで勝手に期待していたのですが、これも違う。なにせ、「ストーンサークル」に関するウンチクがほとんどないのです。

また、重大犯罪分析課の所属ということで、捜査はわりと現実的に地味に進められます。手に汗握る犯人との攻防が次々と繰り広げられるサスペンス、というわけでもありません。

面白くないわけではないのですが、この調子で572ページ読み切れるかな、という不安を抱えながら、正直なところ先生、「これは次はないかな」と思いながら読んでいました。

ところが、残りもう100ページというところに達したとき、まさに先生の期待通りの展開となったのです(以下、少々ネタバレかも)。

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プライム無料体験、流れないでよ

先日、Amazonで買い物をした際に、ついうっかり「プライム無料体験」をクリックしてしまったが、まあ無料期間が終わる頃に解約すればいいかなと、そのままにしておいた。

普段は配送料をタダにするため、必要な物が3,000円以上溜まってから注文していたのだが、これ幸いとばかり、低価格の物も思いついたらすぐクリックしたりしていた。さらに、この間に「プライムビデオ」で何か映画でも見ておくか、という気持ちになった。

プライム会員は何でもタダで見られるのかと思いきや、有料のレンタルや購入でないと見られないものも多々あってびっくりした。それでも、評判が良かったので、そのうち見たいなあと思っていた「リバー、流れないでよ」が無料だったので、さっそく視聴した。

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