以前お伝えした（id:sueme:20080505:p3）県内のコアジサシのコロニー、先週ちょこっと行ってみたんだけど、なんとなくもう抱卵してるのかなあって感じだった。
対岸の遠く遠くからデジスコで撮影。こうしてみるとコアジサシは見事に石と一体化してるね。ところがどうも伝え聞いた話によると、ここんとこ個体数は激減してコロニー崩壊の危機にあるそうです。コアジサシはこんな平坦なところにゴロンと卵を産んでしまうので敵に狙われやすいのですが、逆にいえばすぐに敵を発見できるということです。そして発見したならば、猛禽やカラスやセグロカモメなんかを追い払うために群れで一斉攻撃をしかけます。そういうシステムになっていますので、つまり「群れの個体数」というのがコロニーの防御にとって重要な因子となってきます。大勢であればあるほど敵にとって脅威となりますが、逆に数が減ってしまうと、そのコロニーは雪崩式に壊滅の方向に進んでしまうのです。
