SuemeSublog

Don't Feed Wild Animals !

単語から文をつくる鳥類の発見

【プレスリリース】『単語から文をつくる鳥類の発見』
https://www.soken.ac.jp/news/25972/
f:id:sueme:20160310153101j:plain

実験結果.シジュウカラは「ピーツピ」を聞くと首を水平に振り周囲を警戒し(A),「ヂヂヂヂ」を聞くと音源に近づく(B).組み合わせ音声である「ピーツピ・ヂヂヂヂ」に対しては,周囲を警戒しながら接近する行動を示す(C).人工的に組み合わせの順序を入れ替えた音声(「ヂヂヂヂ・ピーツピ」)に対しては,警戒も接近もしない(D)

「ピーツピ」=「警戒せよ」、「ヂヂヂヂ」=「接近せよ」で、「ピーツピ・ヂヂヂヂ」=「警戒しながら接近せよ」になる。ところが、語順を入れ替えた「ヂヂヂヂ・ピーツピ」は「無意味」になる!

言語の起源に関する研究の一分野として、鳥のさえずりパターンの研究が行われていることは聞いたことがありましたが、このような「組み合わせの変化」が「意味の変化」となる、というところが画期的な発見のようです。つまり「文法が存在する」、すなわち「言語」として機能している、ということになり、そこが驚くべき新発見といえるのでしょう。と解釈したのですが、まちがってるかもしれません。でも非常に興味深い研究です!

追記:

著者のこれまでの研究で,シジュウカラは「ピーツピ」や「ヂヂヂヂ」以外にも,10種類以上の音声要素をもっており,それらをさまざまに組み合わせることで175種類以上のユニークな鳴き声を発することがわかっています。なかには「ヘビ」や「タカ」の存在を示す名詞のような鳴き声まで存在します

「名詞」が存在するとしたら、まじやヴぁですね。今後の展開から目が離せなくなりそうです。

校舎衝突?オオタカ保護 西条農高

校舎衝突?オオタカ保護 西条農高
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20160308/news20160308735.html
http://www.47news.jp/localnews/hotnews/2016/03/post-20160309092035.html
f:id:sueme:20160308114019j:plain

西条農高によると、8日午前10時ごろ、校舎前に「ドーン」という音が響いた。生徒が近寄ると、止めてあった車の上に傷ついたハトが横たわり、近くに見慣れない鳥の姿が。鋭い爪やくちばしに、ぐるりと回る首。オオタカだ。第1発見者の一人は「普段ハトやニワトリは見てるけど…かっこよかった」と振り返る。

まじかっこいいっす。うらやましす

校舎衝突? オオタカ保護・愛媛新聞

いいかげんコブハクチョウをニュースにするなよ

「あれ、くちばしが何か違う?」 ハクチョウ飛来、福島で話題集める
http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160304-054928.php
f:id:sueme:20160307134531j:plain

「あれ、くちばしが何か違う?」。ハクチョウの飛来地として知られる福島市のあぶくま親水公園に3日、変わったハクチョウが飛来し、話題を集めている。同市小鳥の森レンジャーの◯◯さんによると、飛来したのはコブハクチョウで、くちばしが赤っぽく付け根にこぶがあるのが特徴。同公園での観察例は極めて少ないという。

いいかげんコブハクチョウのニュースにはうんざりです。たぶん飼育個体か、飼育してたのが野生化したやつでしょう。

そんなことより、コハクチョウオオハクチョウの違いを教えるほうがよっぽどためになると思うけどなあ。手前に映ってるのはオオハクチョウ、わかる?

啓蟄

f:id:sueme:20160306155410j:plain

網戸に虫がとまっていました。
それで思い出したのですが、今日は啓蟄じゃないですか。
冬籠りの虫が這い出る日です。
なんて気の利いた虫なんだろう。
当ブログでは毎年啓蟄に出会った虫の写真をアップしているのです。
と思って過去ログを見たら、そんなのは僕の勘違いで、せいぜい今まで1回か2回ぐらいだった。
しかも、見たところどうやら冬の虫であるクロカワゲラではないだろうか。
だとしたら冬籠りしてた虫なんかじゃない。
まあいいか。
今日の札幌は気温が上がって雨の一日、積雪も融けだして春の兆しです。
といっても、今週末はまた寒くなるとか。

絶滅危惧種のクロツラヘラサギ 防鳥用糸で死ぬ

絶滅危惧種クロツラヘラサギ 防鳥用糸で死ぬ
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/282670
f:id:sueme:20160303160827j:plain

杵島郡白石町福富で、絶滅危惧種の渡り鳥クロツラヘラサギ2羽が相次いで死んでいるのが見つかった。いずれもレンコン畑に張っていた防鳥用の糸に引っかかり、動けなくなったとみられる。

10年ぐらい前の話ですけど、当時の勤務先の近くにレンコン畑があって、休日はときどき鳥見に行ったなあ。主にカモ類の侵入を防ぐため、テグスとかを網の目のように張るんだけど、たまに糸にからまった状態で死んでるカルガモを見ました。クロツラヘラサギだからニュースになるんだろうけど、農家にしてみれば死活問題で、野鳥は敵だからなあ。もちろん(当然ながら)鳥見人&鳥カメラマンもよく思われてなかったです。

手に乗りえさ食べる野鳥が人気

手に乗りえさ食べる野鳥が人気 豊岡の喫茶店

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201602/0008833200.shtml
f:id:sueme:20160225101627j:plain

兵庫県豊岡市の喫茶店で、手のひらのピーナツを食べに飛んでくる野鳥のヤマガラが話題となっている。多いときは5、6羽が近くの木に集まり、順番に手の上にやってきてはピーナツをついばみ、愛らしい様子を見せている。

こんなことをしていいと思ってるのか!
愛らしいってだけで野生動物にエサをやるな!

同店を経営する◯◯さんは、ヤマガラをピーナツで誘い出し、撮影しているアマチュア写真家を見て、自分でも試したところ数羽が集まってきたという。

まったく、野鳥カメラマンはどうしようもないな!
写真さえ撮れればオッケー、生態系のことはこれっぽっちも考えてないのだ!
それを見てよいことだと思い込む人が増えてしまうってことを自覚していないのか!?

まったくけしからん!

日本野鳥の会の中の人、がっつり叱ってやってください!

日本野鳥の会会員でもある◯◯さんは「間近で野鳥を観察してもらえたら」と話していた。

へ?


付記:ヤマガラはカラ類の中でも最も警戒心が薄く人に慣れやすいうえに学習能力も高いので古来よりおみくじ引きなどの芸をさせる鳥として飼育されてきた歴史があります。なので当然の結果ではあるのですが、現代では飼育が禁止されたれっきとした野鳥であり、餌付けはあまり好ましくないなあというのが、まあ本心ではあります。

アトリの大群

冬鳥「アトリ」の大群が飛来 鹿沼

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20160213/2233463
f:id:sueme:20160218084531j:plain

鹿沼市南部の奈佐原町や大和田町で冬鳥「アトリ」の大群が飛来し、田んぼで餌をついばんでいる。12日にも、群れとなった鳥影が竜巻のようにも見え、偶然通りかかった人たちを驚かせた。

アトリは冬によく見ますが、これだけの群れはもちろん見たことないです。そういえば今シーズンはまだ一羽も見ていないなあ。ちなみに某日本里予鳥の会◯◯支部の某副支部長はアトリを見ると必ず「あ、鳥」っていうのですが、どうやら無意識の反射みたいなものらしいので、もうやめてくれと言ってみたところで自分でもどうすることもできないんだろうなあ。

というようなことを書いたら……

あっ!鳥の大群 桑折や国見に「アトリ」数万羽が飛来

http://www.minyu-net.com/news/news/FM20160214-049822.php
f:id:sueme:20160218085658j:plain

桑折町から国見町にかけての田んぼに、冬鳥「アトリ」の大群が飛来し、田んぼで餌をついばんだり、群れで乱舞したりする姿を見せている。

新聞記者の中にも某副支部長と同じ病気にかかっている人がいるようです。

絶滅危惧種のコマホオジロ、70余年ぶりに確認―北京市

絶滅危惧種のコマホオジロ、70余年ぶりに確認―北京市
http://www.recordchina.co.jp/a128446.html
f:id:sueme:20160206152058j:plain

2016年2月4日、中国・北京市で先月、絶滅危惧種のコマホオジロが70余年ぶりに確認された。京華時報が伝えた。
コマホオジロはかつて、ロシア、北朝鮮、モンゴル、中国の東北地方や華北地方などに生息していたが、現在は中国東北地方でのみ確認されている。生息数は1000羽に満たないという。

見たことはもちろん聞いたこともねえなと思ったら、中国の話でした。でも、かなりかわいいのでチェックしときます。

ニシオジロビタキ

数年に1羽飛来の珍鳥 加東で2年連続確認
http://www.kobe-np.co.jp/news/hokuban/201601/0008721849.shtml
f:id:sueme:20160115221810j:plain

ユーラシア大陸から日本へ、数年に1羽程度しか飛来が確認されない渡り鳥ニシオジロビタキの雄1羽が県立播磨中央公園(兵庫県加東市下滝野)内で目撃されている。写真に収めようと野鳥ファンが連日、詰め掛けている。

そんな鳥見たことないけど、画像検索したらいっぱい出てきます。なんせ、一昨年の年末にもやってきて、3,4ヶ月もいたみたいですから、そりゃあきっと全国から数えきれないほどの鳥亀爺がわらわら集まってきて、数えきれないほどの写真がブログにアップされるわな。というわけで、どんな鳥かは画像検索していただくとして(ニシオジロビタキ - Google 検索)、サムネイルは鳥亀爺たちにしました。こん中には入りたくねー

珍客白いカルガモ発見

珍客白いカルガモ発見
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20151209222461.html
f:id:sueme:20151214213032j:plain

数多くの白鳥が飛来することで知られる柏崎市西山町の長嶺大池で、珍しい白いカルガモが発見され話題になっている。近くの住民が見つけ、市に連絡した。9日に確認した市立博物館の学芸員は「くちばしなどから、突然変異で色素のないアルビノ(白化個体)だと思われる。白いカルガモが見つかるのはとても珍しい」と話している。

アルビノという言葉はなかなか厳密には使われないようだ。黒色色素「欠損」(アルビノ)と「白化」個体は、厳密には全く成り立ちかたが違う。まあどうでもいいか。アルビノには見えないんだがなあ……

カルガモニュースは過去に5つぐらい拾ってるけど、写真が残っている記事は次の二個。

この松本のなんかに比べると、まだまだでしょ。