琴欧州おめでとう。３場所で３６勝だっけ？文句なしの大関だね。直前１１勝はもの足りないかもしれないけど、直前１０勝でなった人もいるからね。貴ノ花と北の富士。貴ノ花は小結１１勝、関脇１２勝、関脇１０勝の合計３３勝、まあいいかなって気もするけど、北の富士なんか関脇８勝、関脇１０勝、関脇１０勝の合計たった２８勝でなっちゃってるからね。しかもその後もしばらく１０勝どまりで、２場所連続負け越しちゃったりしてるけど、きっと当時はそれで大関陥落なんていう規定が無かったんだろうね。そのうち横綱になっちゃってラッキーだよまったく。ちなみに貴ノ花は輪島、北の富士は玉乃島とのアベック大関昇進ってところがミソ。単独だったらきっと１０勝じゃあ上げれなかったと思うよ。
あと、かわいそうだったのはやっぱ長谷川だね。関脇８勝、関脇１０勝、関脇１２勝の優勝で合計３０勝、当時としては文句無く昇進なのに、大関が４人もいたので見送られちゃった。あと、琴錦なんかも小結９勝、関脇１０勝、関脇１１勝の合計３０勝、もし大関が１人とかだったら昇進だったのにね。その後琴錦は、再三大関に王手をかけるものの、３場所目でこけるのを繰り返し、結局関脇どまりだったんだけど、ひょっとしたら下手に大関になって陥落するよりも力士生命が長持ちするだろうという作戦だったのではないかと思った。
最近はなんだか突然３場所３３勝に目安が引き上げられてしまいましたが、３３勝に到達したのに涙を呑んだ琴光喜（前頭優勝１３勝、関脇９勝、関脇１２勝）は記憶に新しいよね。１３勝が平幕だったのがネックになったんだけど、平幕つったって２枚目だぜ。これはかわいそうだよ。それもこれも、出島や雅山のようにせっかく昇進してもコロコロ落ちたり、魁皇や栃東のように横綱狙うどころか陥落してやっと再大関復帰しているような人ばかりだったからね。人のせいで大関になれなかったんだよ琴光喜は。ほんとかわいそう。でも結局正解だったね。ああ、ずいぶん長く語ってしまった。俺って相撲っていうか、大関が趣味なんです。大関おたく、大関フェチ。
