http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200706140049a.nwc
産総研は、マルカメムシが、腸内にいる細菌「イシカワエラ」（研究グループが命名）がないと、ダイズを餌にした場合に正常な成長や繁殖ができないほどの密接な共生関係にあることを見つけた。 マルカメムシ類の母虫は、植物上に卵を産むときに一緒に褐色の小さな塊を生み付けるが、この「共生細菌カプセル」を幼虫が摂取することで母子感染させていた。ダイズを餌にすると繁殖ができず、ほとんどダイズ畑への被害を引き起こさないタイワンマルカメムシの腸内に、イシカワエラを感染させると、ダイズによる繁殖が可能になった。
これはめちゃくちゃ面白い研究だなあ。昆虫は種によって餌とする植物が決まっているわけだけど、子どもの頃から何でかなーって思ってた。純粋な意味での遺伝的獲得だけではなくて、このような共生細菌の影響があるとは、想像もしなかったよ。
