天売島でのオロロン鳥ヒナ誕生に歓喜するとともに、2001年に同島を訪れたときのことを思い出しました。もちろんそのときは本物のオロロン鳥を見ることはできませんでしたが、本物をおびき寄せるためのデコイを見ることができただけで、もう大満足でした。じゃあ、そのデコイの写真を貼りますね。
これです。
なまらでかっ！ まさかこの巨大デコイに恐れをなしてオロロン鳥が近づかないわけじゃねーだろーなあ。
冗談はさておいて繁殖地のある海岸の断崖絶壁に行きます。
なかなか美しい眺めです。でも肉眼でデコイを確認することはできません。
そこでデジカメでズームしてみます。当時使っていたデジカメはカシオQV2800という機種です。当時としては驚異的な光学8倍ズーム、35mm換算で320mmの超望遠ズーム機でしたが、これでも厳しいものがありました。もちろん手ブレ補正なんてついてませんし、211万画素しかありませんでしたから、画質についてはご勘弁ください。
そこで、デジタルズームをめいっぱいにして撮影したのが次の画像です。
なんとかデコイの存在が確認できました。
しかし、もっと何とかならんだろうか。近くの観察小屋に入ると望遠鏡があり、見事にデコイの一体一体の姿を確認することができました。当時はデジスコなんていう概念もまだ普及していなかったと記憶していますが、なんとかこの目で見た映像を記録に残したいと考えて、望遠鏡にデジカメをくっつけて、即席デジスコで撮影したのが次の写真です。
おお！ 見えるぞ、一体一体が確認できる。まるで生きているオロロン鳥のようだ。
いつかどれがデコイが分からなくなるくらいの群れでいっぱいになることを期待しています。
