http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20100725401.htm
希少種の営巣地について、同支部は原則、心ない愛好家が写真撮影などのために巣に近づき、子育てに影響するのを防ぐため公表していない。しかし、サシバの営巣地は人家や造林地など人間の活動範囲と重なるため、同支部は「一定期間、巣に近づかないよう理解を得なければ保護できない」として、住民、関係者に限って知らせることにした。（中略）県自然保護課によると、希少種の巣の所在地を知らせて保護を図る取り組みは県内では例がない。担当者は「住民と協力した野鳥の保護は画期的。ただ悪質な愛好家に情報が漏れる事態は避けてほしい」と話した。
場所が分かって愛好家が殺到するのも避けたいけど、巣があると知らずに近づいてしまう事態も避けたいというジレンマですな。それにしても、心ある良質な「愛好家」とはどうあるべきなのだろう。けっして近づかず、撮影も行わない。ただただ心の中でサシバのことを想像し、無事を祈るのが理想的な愛好家なのだろうか。この新聞社は、かつて貴重な猛禽の自社ビルでの営巣に協力しなかった過去があるので、そんな新聞社に説教くさいこと言われたくないですな。
