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Don't Feed Wild Animals !

そろそろ白鳥の餌付けもやめたらどうか

別海・尾岱沼の白鳥まつり、飛来なく中止に

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/topic/516648.html

根室管内別海町尾岱沼で毎年2月に開いてきた「おだいとう白鳥まつり」について、同町などでつくる実行委は今年から開催しないことを決め、21日の町議会に報告した。鳥インフルエンザの発生に伴い、数年前からハクチョウの餌付けを取りやめたことなどで、ハクチョウがほとんど飛来しなくなったため。

時代の流れ、かと思います。僕は鳥インフルエンザがどうとかいう個別の問題ではなく、野生動物を餌付けして手なずける行為が美談とされる時代が早く終わってほしいと考えています。
一方、

3代目白鳥おじさん 就任2年目の冬活躍

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/niigata/news/20140121-OYT8T01344.htm
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「大役が務まるか不安だった」というが、斎藤さんは、繁男さんをまねた掛け声やハンチング帽姿で一冬餌付けを続けた。再び白鳥が飛来し始めた10月からは市の臨時職員となり、餌付けも週5日に増やした。11月中旬には、対岸にいた遠くの白鳥も初めて掛け声に反応し、4羽が飛んできたという。12月に瓢湖を訪れて餌やりを見た福井市の主婦山崎さんは「声で鳥を呼ぶなんてすてき。飛んでくる姿に感激した」と目を輝かせていた。

瓢湖は僕も行ったことがありますが、餌付けをしているので白鳥以外のカモ類もたくさん身近におり、にぎやかで楽しく感じます。しかし、まったく警戒心を失ったオナガガモなどが観光客の足元を歩いている姿には、ちょっと違うんじゃないかなと思いました。瓢湖の餌付けには長い歴史があることも理解しています。しかし、ラムサール条約登録時に餌付けの是非の論議があったと記憶しているのですが、いったい今はどうなっているのでしょうか。たしかに餌付けがなくなると、瓢湖が閑散とした寂しいところになるのは目に見えていますが、白鳥の種の存続に欠かせないのであるのならばまだしも、地元の観光だけが目的だとするのならば、やはり考えなおされるべきだと思います。そして、野生の鳥が声で呼び寄せられることに単純に感動してしまう市民の感覚に対して、もっと啓蒙活動がなされるべきだ、と僕は考えています。