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瓢湖に珍客、見つけた クロハラアジサシ 新潟の専門学生撮影

瓢湖に珍客、見つけた クロハラアジサシ 新潟の専門学生撮影
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/local/20170613329478.html
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中国東北部やヨーロッパ南部などに分布し、国内では目撃されることが少ないとされる旅鳥「クロハラアジサシ」が阿賀野市の瓢湖で見つかった。新潟市中央区の専門学校生、◯◯さん(18)が写真に収め、新潟日報社に提供した。

クロハラアジサシとは珍しいですね。前出のコアジサシと比べると、あまりダイブしないので、写真の被写体としてというよりは、珍鳥狙いという側面が強くなります。瓢湖は人馴れしたガンカモ類が多いので、よく見つけましたね。あらかじめ飛来しているという情報なしで、その場でひと目でクロハラアジサシだとわかったのだとしたら、たいしたものですね。お若いのでおそらくそうだと思うんですが、珍しい鳥らしいと人に聞いてわらわらとやってくる鳥亀爺とは一線を画す期待の若者であってほしいと思います。

夏の渡り鳥「サンコウチョウ」飛来 徳島市飯谷町

夏の渡り鳥「サンコウチョウ」飛来 徳島市飯谷町
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/06/2017_14971433121769.html
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夏の渡り鳥で徳島県内では見掛けることの少ないサンコウチョウが、徳島市飯谷町の山林で◯◯さんによって撮影された。

いいですねえ。僕は石川県の林の中で一瞬見たことがあるだけです。しかも、今となってはあれが本当にサンコウチョウだったかどうかさえ怪しい。

◯◯さんは鳥の撮影が趣味で、数年前に知人からサンコウチョウ徳島市内に飛来することを聞き、毎年シャッターチャンスを狙っていた。写真に収めることができたのは今回が初めてで「目当ての鳥が撮影できてうれしい」と話していた。

おめでとうございます。コレクションが増えましたね。鳥亀爺への道、まっしぐらですね。

サンコウチョウはスズメ目カササギヒタキ科の鳥で雄は48センチ、雌は18センチほど。雄は目の周りに青い輪があり、長くて優美な尻尾を持つ。名前(三光鳥)の由来になった「ツキヒホシ(月日星)ホイホイホイ」と聞こえる独特の鳴き声から、所在が分かるという。

だいたいサンコウチョウの新聞記事は、このように取ってつけたように名前の由来について記述するのがお決まりです。この記事も典型的ですね。
サンコウチョウ の検索結果 - SuemeSublog

絶滅危惧種の渡り鳥「コアジサシ」 藍住に飛来

絶滅危惧種の渡り鳥「コアジサシ」 藍住に飛来
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/06/2017_14973152508631.html
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環境省レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類に指定されているコアジサシ藍住町吉野川に飛来した。写真愛好家の◯◯さんが4日に気付き、連日カメラを構えている。◯◯さんは「川に飛び込んだときの水しぶきの美しさが魅力。いい一コマを捉えたい」と話し、シャッターチャンスを狙っている。

この記事については、「野鳥愛好家」ではなく、「写真愛好家」と表現しているところに好感を持ちました。よく、カワセミが飛び込む写真ばかり撮ってる人たちがいますが、あれと同じような感覚でしょうか。被写体としてのコアジサシに取り憑かれてしまったのですね。
盛んに魚を獲っているということは、近くに営巣してコロニーを形成していると思われますが、どうなんでしょう。
ちなみに、コアジサシのヒナは、あらゆる野鳥のヒナの中でも僕はナンバーワンではないかと思ってるぐらい超絶カワイイです。
コアジサシ の検索結果 - SuemeSublog
でも、巣に関してはほとんど地面に直接産卵って感じなので、人が入りやすい場所だと、ヒナを連れ去ったり、卵を持ち帰って目玉焼きにして食べる爺さんとかが現れたりして大変なんだよな。コロニーはぜひ立入禁止にして保護してほしいものです。

珍客シマアオジ撮れた

珍客シマアオジ撮れた 三重県
http://www.chunichi.co.jp/article/mie/20170602/CK2017060202000037.html
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環境省レッドリスト絶滅危惧種に指定されているホオジロ科のシマアオジ御浜町内で見つかり、「日本野鳥の会・三重」会員◯◯さんが撮影に成功した。国内では北海道で見られる渡り鳥だが、本州で観測されるのは珍しいという。

シマアオジといえば北海道、しかもサロベツ湿原でしかなかなか観察できないことで有名ですが、僕も見たことないのに三重県に現れるとは驚きですね。

撮影は五月二十九日午前八時ごろ。周囲に田畑が広がる市木川の岸辺にいるのを確認し、二十メートルほど離れた位置から写真に収めた。自身、三十年以上前に北海道で見たことがあり、「色ですぐに分かった」と話している。

すばらしい。色ですぐ分かったとはさすが日本野鳥の会会員です。そんじょそこらの鳥亀爺とは役者が違うようです。
ところで、シマアオジは◯年ぐらい前までは札幌市内の公園でも見かけることがあったそうですが、最近では頼みの綱のサロベツ湿原でも数が減っていて観察もなかなか大変なようです。

あくまでも減少の要因のひとつとしてですが、中国での食用が一因ではないかという説もあるようです(→シマアオジ、「中国の食習慣」で絶滅の危機に。リンク先も生きてますのでぜひご覧ください)。

ところで、僕は見たことない、って書きましたけど、よくよく過去ログを調べたら、2008年に札幌市内で至近距離で出くわして、ばっちり写真も撮っていることがわかりました。そのときはシマアオジだって分からなかったんだけど、あとでシマアオジだと分かって驚いたのでした。どうして忘れていたんだろう。まあ、もう一度見てやってください(→本年最後のバードウォッチング - SuemeSublog)。

珍客出迎え“ダンス” コムケ湖にクロヅル

珍客出迎え“ダンス” コムケ湖にクロヅル
http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/doto/1-0398982.html
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市内のコムケ湖畔で、紋別在住のアマチュアカメラマン◯◯さんが、ユーラシア大陸に生息するツル科の渡り鳥クロヅルの撮影に成功した。オホーツク管内での確認例は数えるほどしかない「珍客」。国の特別天然記念物タンチョウと、ダンスで“競演”しているように見えるアングルでとらえた。

たしかに九州ではたびたび飛来するようで、アマチュアの方のブログでも散見されます。当サイトでは、2009年に京都と滋賀に飛来したニュースを拾っていますが(→クロヅル、滋賀県北部に飛来珍鳥クロヅル飛来 西浅井の田に 県内で初確認)北海道では数年に一度ぐらいの飛来のようで、とても珍しいようです。道内ということで、一応拾っておきました。

白いツバメ、仲良く愛の巣づくり

白いツバメ、仲良く愛の巣づくり 介護施設に飛来「縁起がいい」
http://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/193503
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頭や背中が白色のツバメが福井県若狭町有田の介護福祉施設「わらく」の玄関ホールに飛来している。黒いツバメと共に屋外の防犯カメラの上に“愛の巣”を作り、仲良くすみ着いている。

白いツバメのニュースを大量に拾ってきた当サイトですが(→白いツバメ の検索結果 - SuemeSublog)、約2年ぶりに見つけて嬉しい気分です。

福井県大野市の県自然保護センターによると、何らかの原因で体が白くなる「部分白化個体」と呼ばれるもので、珍しい個体。県内では年に1件程度の報告があるという。

そうなんですよね、これは一部は黒く、部分白化個体です。。これまで拾ってきたのは全身白化がほとんどだったので、逆に珍しく感じます。
それにしても、ツバメで白化個体のニュースが多いのは何故なんでしょう。ツバメに白化個体の出現率が高いのか、それとも単に人目につきやすいからでしょうか。

白山市に珍鳥飛来 フーキェンアオヒタキ?国内初確認の可能性

白山市に珍鳥飛来 フーキェンアオヒタキ?国内初確認の可能性
http://www.hokkoku.co.jp/subpage/HT20170504401.htm
f:id:sueme:20170608132339j:plain

白山市若宮八幡宮の境内に、日本には生息していないとみられる野鳥が飛来し、カメラを構えた愛好家が連日、石川県内外から押し寄せている。青やオレンジ色の美しい姿の鳥が、ゴールデンウイーク後半入りした地元を沸かせている。

僕も今まで見たことないのはもちろん、聞いたこともない鳥です。まあ、それはそれで貴重なニュースなんですが、ここで見るべきは全国から押し寄せた"野鳥愛好家の皆さん"とキャプションされた方々です。

野鳥愛好家といっても、いろいろです。たぶん、ここに押し寄せた人たちは、野鳥愛好家というよりもカメラ愛好家であり、その対象となる被写体がたまたま野鳥だった、という言い方もできましょう。普段考えることは野鳥のことよりも、むしろ高価なカメラやレンズ、三脚や雲台、照準器などなど。ただただ珍しい鳥が撮影できて自分のコレクションに加われば満足なのではないでしょうか。

もちろん、こんな聞いたことも無い珍しい鳥を見つけた人がいるわけですから、中には野鳥に関して高い見識をお持ちの方々もいるのは間違いないわけですが、しかし、いったいこの中に、フーキェンアオヒタキ?だかを最初から知っていた人はどれぐらいいらっしゃるのでしょう? なんだか国内初らしいぜって聞きつけてやってきた方が大半なんではないでしょうか? これがいわゆる典型的な鳥亀爺の姿です。

珍鳥「キマユホオジロ」飛来 県内で初確認

珍鳥「キマユホオジロ」飛来 県内で初確認
http://www.topics.or.jp/localNews/news/2017/05/2017_14946323339311.html
f:id:sueme:20170608131435j:plain

国内では珍しいホオジロ科の渡り鳥「キマユホオジロ」が徳島県南部に飛来し、日本野鳥の会支部の会員が撮影した。県支部によると、県内で確認されたのは初めて。

僕も(たぶん)見たことないです。一応珍鳥だし、貼っとくかってかんじ。

1日早朝、同じホオジロ科のノジコを観察しようと休耕田で双眼鏡をのぞいていた会員が発見した。確認されたのは2羽で、いずれも雄。2日まで姿が見られたという。県支部は、多くの人が来ると周辺環境に影響があるとして撮影場所を公表していない。

すばらしい(というか当たり前の)対応です。新聞社も以前は飛び去ってしまったのを確認してから記事にしていたものですが、最近はけっこう平気ですぐニュースにするので心配です。といっても、鳥亀爺たちのネットワークは協力ですから、きっと何人かは集まったのでしょうけど。それにしても鳥亀爺たち、見たところガラケーが多いように感じるのですが、どのようにしてあの強固なネットワークを構築しているのでしょう。たぶん、普通にメールなんだろうな。

白いキジの撮影に成功 アルビノか、つがいの姿も

白いキジの撮影に成功 アルビノか、つがいの姿も
https://this.kiji.is/244606335968855548?c=110564226228225532
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0606/kob_170606_6528897697.html
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兵庫県◯◯市◯◯、農業◯◯さんが自宅近くで、白いキジの撮影に成功した。専門家によると、遺伝子の突然変異で色素が失われる「アルビノ」の個体とみられる。田中さんは「白いキジに出合うのは初めて」といい、近所でも「珍しい」と話題になっている。

昔は白化個体のニュースも集めていたので(カテゴリーは"")、久々に拾ってみました。無事に繁殖するのでしょうか?

石川県庁で4年連続ひな ハヤブサ 5羽巣立つ

石川県庁で4年連続ひな ハヤブサ 5羽巣立つ
http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20170608/CK2017060802000037.html
https://mainichi.jp/articles/20170608/ddl/k17/040/345000c
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石川県庁舎の高層階で4月に生まれた絶滅危惧種ハヤブサのひな5羽が2日までに巣立った。県自然環境課職員が確認し、7日発表した。ひなたちは県庁周辺で生活し、親鳥に餌をもらいながら飛行技術を磨いている。

この件に関しては、昨年ちょっと詳しく書きました(→県庁にハヤブサベビー 先月16日産卵)。誕生ではなく巣立ってから発表することにしたのでしょうか? だとすると、ハヤブサ課(自然環境課)のみなさんの見識にますます感心します。
→2016年 県庁にハヤブサベビー 先月16日産卵
→2014年 県庁のハヤブサ3羽巣立つ 営巣10年で初のふ化